屋根から尾根へ〜縦走への挑戦〜 www.yaneone.com
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8月2日(戸隠キャンプ場〜随神門〜戸隠奥社〜戸隠山〜一不動避難小屋〜五地蔵山〜高妻山〜五地蔵山〜一不動避難小屋〜戸隠キャンプ場) 天候:晴後くもり
<戸隠連峰周遊縦走、戸隠山から高妻山を目指す>

 3時頃起き、朝食はキムチチゲ春雨とした。空を見ると少し星が見える。この日の行程は長いので早く出発する。半袖だとちょっと寒いので雨具の上衣を着た。テントをそのままにして4:10近くに出発、車道を戸隠牧場方面へと進む。10分程度進むと牧場入口手前で、左手に進んで遊歩道に入る。案内板にはささやきの小道と書いてある。少し進むとキャンプ場内で、コテージがいくつか並んでいる。やがてキャンプ場から林間の広い道となり、途中橋を何回か渡り、緩いアップダウンとなる。次第に明るくなってくる。十字路を右折すると広い道となり、間もなく5:20近くに随神門を通過した。萱葺き屋根が苔むした重量感がある門である。門をくぐって行く。高さ20mはあろう杉の並木が左右に続いている。それが戸隠奥社の手前まで続いている。前方に2人歩いている。やがて石段が現れ登って行くが、途中にトイレがあった。最後は左へ進む。

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 5:40に戸隠奥社に着いた。奥には本殿が建っており、更にその奥には戸隠連峰が屏風の様に聳えている。その手前には手洗い場があり、水が出ている。左手にはベンチがあり、そばにテントが張ってある。そのテントから管理人さんが現れ、登山者カードの記入を求められた。記入後にパンフレットもいただいた。それによると戸隠連峰は中部アルプスとは違っていきなり標高が上がるので急であり、事故も墜落でほとんど即死だという。それだけ危険だという事である。手洗い場で水を補給したが、その更に下には沢が流れていた。

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 6:10過ぎに出発、いきなりジグザグの急な登りとなる。一気に高度を稼いでいくが、やがて緩やかになる。男性1人に抜かされた。また急なジグザグの登りとなる。鎖があったが、ここは大した事なくすぐに登った。上の方に岩稜が望めてきた。7時近くに五十間長屋の岩壁に着いた。右側に岩壁が続いており、オーバーハングになっていて雨宿りができる広さのスペースがある。後ろには飯縄山が望めた。まずは一息着いた。7:10近くに出発、今度は百間長屋の岩壁の根元をトラバースしていく。南側に標高1000m余りの山々が望め、西岳も望めた。鎖のトラバースとなり、鎖の登りとなる。この辺りから鎖が連続してくる。前方に男女2人がいたが、2人はロープでつながっていた。ヘルメットもかぶっており、本格的な岩登りの装備である。彼らを見て足がかりを参考にするが、間もなく前方から消えた。最後の垂直な岩場の鎖は足ががりが不安定なので最初は迷ったが、注意して行った。

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 いよいよ核心部といえる難所である蟻ノ戸渡り・剣ノ刃渡りである。目の前に八方睨のピークが望め、西岳も望める。まず蟻ノ戸渡りの通過にかかる。最初は歩いて行けるもの、幅が3・40cmのナイフエッジとなり、またいで進む。足場を見つけ、右側に下りる古い鎖を見つけたが、ここからが問題だった。しばらく立ち往生してしまったのだ。降りるにも足元を滑らせれば大変だ。だが良く見てみると稜線の右側根元に鎖が走っているのが見える。本来はそれを通らなければならないのだったか。何とか慎重に足場を選んで下り、トラバースする鎖を頼りに登って行く。

 いよいよ剣ノ刃渡りの核心部である。長さは4・5m程度だが幅が20cm程度でしかないナイフエッジで、またぎながら進むが両手を使って三点支持の要領で進む。これらは来た人の半分は引き返すという程の難所であり、標高が北アルプスよりかなり低いといっても侮れない。ここまで怖い思いをしたのは02年に行った北アルプス主脈縦走大キレット・飛騨泣きの難所以来だった。あの時も立ち往生してしまった。それを過ぎれば最後の鎖の登りである。余談だが、ネット山仲間でこの蟻ノ戸渡りで「命」をやってのけた強者がいる。

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 8:50過ぎにようやく八方睨のピークに着いた。これより西岳方面への道を分ける。先に進んでいた年配の男女2人が西岳の方に向かって行った。ここまで来ればもう来た道を下りたくはない気分だ。ピークには方位盤があり、高妻山が望めた。戸隠山まであと500mもなく、すぐに着くだろう。間もなく出発、少し下ると樹林帯で、尾根は狭いもの樹林に囲まれているので怖くはない。一登りで戸隠山の頂上に9時過ぎに着いた。「蟻ノ戸渡り」や「剣ノ刃渡り」といった難所を無事に越えてようやくたどり着いた。ガスがかかってしまったが、時折展望が開けたりする。証拠写真を撮り、「命」も決めた。パーフェクトプラスを食べ、一息着いた。

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 9:20過ぎに出発、いきなり急な下りとなる。高妻山方面が望めたが、頂上部はガスがかかっていた。稜線の右側つまり戸隠高原側は切れ落ちているが、左側は樹林が生い茂っているのでさほど怖い感じがしない。しばらくアップダウンが続く。男性1人に抜かされた。10:10に九頭龍山を通過したが、登山道より2・3m右側に入った所にある。標識はないが三角点はあった。急な下りがあったと思ったら、急な登りがあった。正直鎖やロープが欲しい位だ。そして緩やかになる。避難小屋が近くなると急な下りとなるが、高妻山のまさしく頂上部が富士山の様な山容が望めた。「戸隠富士」と呼ばれるだけはある。そしてジグザグの下りとなった。

 11時過ぎにようやくカマボコ型の一不動避難小屋に着いた。辺りは樹林に囲まれている。男性2人いたが、そのうちの1人は間もなく去った。中学生の団体が10数人が高妻山方面へ登って行った。丁度いい所で昼食としてあんバターコッペパンを食べた。男性は長野から来たといい、名刺をいただいた。男性からコーヒーをいただくが、何と後で男性から水1リットルもいただいた。あとは下山するだけだといい、水が余っているという。ここより2・300m戸隠キャンプ場側に下った所に氷清水という水場があるが、意外と時間がかかるという。それだけにありがたかった。

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 11:50近くに出発、少し登ると戸隠牧場・キャンプ場方面が望めた。ジグザグの登りで、登り切るとまた戸隠牧場・キャンプ場方面が望めた。緩やかになったと思ったらまた急になったりする。男性2人が下りて来たが、その後前日飯縄山で会った女性2人が下りて来た。そして急な登りとなった。12:40過ぎに五地蔵山の頂上に着いた。先に行っていた中学生の団体が男の先生1人と共にいた。中学生は全員女子で、運動靴を履いている。彼らはこれから下山するという。彼らの1人に証拠写真を撮ってもらった。ヴァームゼリーで体力補給をする。

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 12:50過ぎに出発、最初は緩やかだが、急な登りかと思えばまた下りる。途中で雨が降り始めた。女性2人下りて来て、男性1人下りて来た。急な登りとなったが、また緩やかになる。雨が弱くなった。13:50頃より10分程度休憩した。それから完全に雨が止んだ。登りとなっていくが、急になっていきこれでもかという位の急な登りが続く。とはいえ、あと一頑張りである。登り切ると岩場となり、緩やかにある。十阿弥陀の祠を過ぎればあともう少しで、大きな岩を越えて行くともうすぐだ。

 14:40過ぎにようやく戸隠連峰最高峰の高妻山の頂上に着いた。頂上は完全にガスってしまい、展望が利かないのが残念な所だ。証拠写真を撮り、「命」も決めた。時間が少ないので長居はできなく、この先にある乙妻山は今回は行かない。15時過ぎに出発、十阿弥陀の祠を過ぎると一気に下って行く。晴れ間も出て、戸隠連峰の尾根が望めたりした。しかし登り返しが2回もあるのがきつい所だ。16:40過ぎに五地蔵山に着き、10分程度休憩した。17時近くに出発、避難小屋まで1時間足らずだろう。下ってから緩やかになるが、また登り返しがある。そして結構長く感じられる。最後はジグザグの下りで一気に行った。

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 17:40過ぎにようやく一不動避難小屋に戻った。小屋の前に男性1人がいて、私に「そのまま下りられるのですか」と尋ねてきた。恐らく彼は小屋の泊まるのだろう。夕暮れまで1時間程度であり、一気に下って行きたい所だ。すぐに下って行くが、いきなり急な下りである。ガイドブックの地図を見ると氷清水まで10分程度で下れると思い、一気に行ったが、思いの外着かない。それでも18時より数分前に氷清水に着いた。登山道の脇にある竹筒の先から水が出ているが、その名の通り冷たく旨い。ただ避難小屋から結構下るので、昼にここまで水を取りに行けばかなりのタイムロスとなっただろう。

 18時過ぎに出発、この水の流れからルートは沢となっていくが、間もなく本流は滝となり、ルートは右側へトラバースする。鎖があり、たどると帯岩という一枚岩に出る。ここのトラバースは縦に鎖が伸びているのが横へ何本も続いているので、それにつかまり足元に注意して行く。それもすぐ終わり、思ったよりは怖くなかった。鎖を伝って一旦樹林帯へ下るが、間もなく沢沿いとなる。そして沢の本流は滑滝となり、左岸側に鎖が一本伸びているが、足元が滑りやすいので右岸を高巻いて行く。高巻いて行くと途中にロープがあったりする。そして滑滝の下に出る。帯岩といい滑滝の鎖場といい、例の中学生の団体はよく運動靴で行ったものだ。ルートはやがて沢から離れたりしながら何度か沢を横断して行き、緩やかになっていく。

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 そして沢から完全に離れる。牧場が近くなると足が速まるが、19時近くなると暗くなりつつある。前方に明るいものが見えた。19:10近くに牧場の奥にある登山道入口を通過した。これより先は牧場の中で、牧畜が逃げない様にゲートがある。ルートの左右は牧柵が続く。前方に黒姫山が望めた。一旦T時路を右に曲がる。暗くなったが、道がはっきりしているのでヘッドライトは点けなかった。19:20過ぎに牧場入口を通過した。丁度このすぐ手前に奥社方面への遊歩道の入口がある。ここまで来れば車道をたどるだけだ。

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 19:30過ぎにようやくキャンプ場の自分のテントに戻った。稜線では雨が降っている時があったが、テントが濡れていないのでキャンプ場の方は雨がなかった様だ。売店は20時までなので、できればその時間までに間に合わせたかった。売店で板チョコを買い、自販機でイオンウォーターを買った。20時過ぎに夕食とし、スパゲティブロッコリー入りクリームとした。翌日動ければ黒姫山に登ってみたいが、アプローチが長いので動けるかどうかである。話では黒姫高原からゴンドラが出ているのでその方が早いとの事。そして21時過ぎに寝た。

コースタイム
4:06出発
戸隠キャンプ場 テントをそのままにして出発高度計1180m。
4:17通過 牧場入口(分岐) 「ささやきの小道」に入る
5:18通過 随神門 萱葺き屋根が苔むした重量感がある門をくぐって行く。高さ20mはあろう杉の並木が左右に続いている。
5:40到着 戸隠奥社 奥には本殿が建っており、更にその奥には戸隠連峰が屏風の様に聳えている。登山者カードを記入し、手洗い場で水を補給した。いきなりジグザグの急な登りとなる。一気に高度を稼いでいく。
6:11出発
6:58到着 五十間長屋 右側に岩壁が続いており、オーバーハングになっていて雨宿りができる広さのスペースがある。後ろには飯縄山が望めた。百間長屋の岩壁の根元をトラバースしていく。南側に標高1000m余りの山々が望め、西岳も望めた。鎖のトラバースとなり、鎖の登りとなり、鎖が連続してくる。蟻ノ戸渡り・剣ノ刃渡りのナイフエッジはまたいで進んで行く。
7:08出発
8:53到着 八方睨 ピークには方位盤があり、高妻山が望めた。
8:54出発
9:03到着 戸隠山 ガスがかかってしまったが、時折展望が開けたりする。証拠写真を撮り、「命」も決めた。高度計1885m→1910m。
9:25出発
10:10通過 九頭龍山 ピークは登山道より2・3m右側に入った所にあり、標識はないが三角点はあった。急な下りがあったと思ったら、急な登りがあり、そして緩やかになる。避難小屋が近くなると急な下りとなるが、高妻山のまさしく頂上部が富士山の様な山容が望めた。そしてジグザグの下りとなった。
11:03到着 一不動避難小屋 男性2人いたが、そのうちの1人は間もなく去った。中学生の団体が10数人が高妻山方面へ登って行った。丁度いい所で昼食としてあんバターコッペパンを食べた。男性からコーヒーをいただくが、何と後で男性から水1リットルもいただいた。少し登ると戸隠牧場・キャンプ場方面が望めた。ジグザグの登りで、緩やかになったと思ったらまた急になったりする。そしてまた急な登りとなった。
11:47出発
12:42到着 五地蔵山 先に行っていた中学生の団体が男の先生1人と共にいた。彼らの1人に証拠写真を撮ってもらった。最初は緩やかだが、急な登りかと思えばまた下りる。途中で雨が降り始めた。急な登りとなったが、また緩やかになる。
12:51出発
13:51から 休憩 雨が止んだ。登りとなっていくが、急になっていきこれでもかという位の急な登りが続く。登り切ると岩場となり、緩やかにある。十阿弥陀の祠を過ぎればあともう少しで、大きな岩を越えて行くともうすぐだ。
14:01まで
14:44到着 高妻山 完全にガスってしまい、展望が利かなかった。証拠写真を撮り、「命」も決めた。高度計2330m→2355m。携帯電波レベル:1。一気に下って行く。晴れ間も出て、戸隠連峰の尾根が望めたりするが、登り返しが2回もあるのがきつい所だ。
15:02出発
16:43到着 五地蔵山 下ってから緩やかになるが、また登り返しがある。そして結構長く感じられる。最後はジグザグの下りで一気に行った
16:55出発
17:42通過 一不動避難小屋 小屋の前に男性1人いた。すぐに下って行くが、いきなり急な下りである。
17:56到着 氷清水

登山道の脇にある竹筒の先から水が出ているが、その名の通り冷たく旨い。この水の流れからルートは沢となっていくが、間もなく本流は滝となり、ルートは右側へトラバースする。鎖を伝って一旦樹林帯へ下るが、間もなく沢沿いとなる。そして滑滝は右岸を高巻いて行く。

18:02出発
19:07通過 登山道入口 これより先は牧場の中で、牧畜が逃げない様にゲートがある。ルートの左右は牧柵が続く。前方に黒姫山が望めた。
19:25通過 牧場入口(分岐) これより車道となる。
19:32到着 戸隠キャンプ場 売店に行ってから夕食とした。

地図1

地図2

全体地図

行程断面図

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