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9月2日(第4行程:北穂高岳テラス〜北穂高岳〜大キレット〜南岳小屋・南岳〜中岳〜大喰岳〜槍岳山荘) 天候:快晴
<いよいよ大キレットを越え南岳へ、そして槍ヶ岳に迫る>

 2:30過ぎに起き、朝食としてカルビ焼肉チャーハンを食べたが水がほとんどないためなかなか口に入らなかった。それでも少ない飲み水でヴァームを溶かして飲んだ。松本や高山方面の夜景がきれいだ。周りのテントはまだ動いていない。テントを畳み4時過ぎに出発、一登りで縦走路との分岐に合流した。トラバースする感じで進んで行く。岩に付いているペンキ印をたどり、少し登った。

 4:30近くに北穂高岳の頂上に着いた。360度の大展望だがまだ完全に日が出ていないのでまだ暗い。槍穂や常念山脈はもちろん松本市街方面も望めた。大キレット方面を見るといかにもナイフエッジで険しそうな尾根が続いていた。北穂高小屋の屋根が頂上のすぐそばにあった。水汲みもあるので延ばしてみると約1・2分で小屋の前に出た。1泊2食8500円で1食で7400円、素泊まり5500円、そして幕営100円である。又、弁当は950円やはり素泊まりでも高い。水1リットル200円であり、4リットル分購入した。再び頂上に戻った。頂上にいるうちにご来光を拝む事ができた。そして明るくなってきた。頂上は多い時で15人位いた。

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 5:30近くに出発、小屋は通過しいきなりジグザグの下りとなる。ここまでは良かったが鎖やハシゴが現れ、トラバースして行く。尾根をたどるとヤセ尾根となってきた。途中15分程休憩し、カメラをザックに収めた。まさに「飛騨泣き」と呼ばれる最も険しく危険な部分である。断崖絶壁に鎖やボルトで足場が作られ、文字通り泣きそうになる程怖いものだった。鎖の所で立ち往生していたら後から年配の男性が来て足場を教えてくれ、彼の後に着いて行った。それを越えるとジグザグの下りとなった。7:15過ぎにA沢のコルに着いた。ザックに収めていたカメラを取り出した。何人か槍方面から来て休んでいた。7:40近くに出発、途中桟橋があるので注意して行く。長谷川ピークの辺りが険しかったが、ピーク付近には何人も休んでいた。それに続々と登山者が来た。それを越えるとすっきりした道となった。やがて左側にトラバースし、そして尾根上に戻った。前方に獅子鼻の岩が望めてきた。

 8:30過ぎに大キレット底部のコルに着いた。大キレットが北アルプス縦走路における難所の代名詞の一つとされているが、キレットの底部はそれ程険しくはなかった。むしろ「飛騨泣き」の方がずっと難所なのである。丁度いいので休憩とした。女性2人組も来ていた。9時近くに出発、間もなく南岳へ向けて登りとなり、しかも岩場である。ハシゴ1つを登り切るとテント1張分の広さのテラスであり、更に長いハシゴを登って行った。上には男性1人がおり、「ゆっくり登っていいよ」と声を掛けられた。更に登ると鎖があり、登り切った。

 10時近くに「難所終了南岳小屋まで10分」と書かれた標識のある所で一息着いた。ようやく難所の一つである大キレットを越える事ができた。西穂〜奥穂、大キレットとあの大荷物で何とか越えて来た。振り返ると北穂高岳と手前に大キレットの難所が望め、更には乗鞍岳が望めた。笠ヶ岳や黒部五郎岳も望め、更には松本市街や八ヶ岳連峰・美ヶ原方面が望めた。後でわかった事だが大キレット底部〜難所終了でネット山仲間のSnafkinさんと擦れ違ったというのだ。結局20分以上休んでしまった。10:20過ぎに出発、ジグザグの登りを登り切ると南岳と手前に赤い屋根の南岳が見えてきた。

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 10:30過ぎに南岳小屋に着いた。1泊2食8500円で弁当は+1000円、素泊まりは5300円、水はやはり1リットル200円である。ここで4リットル調達した。小屋の中に入るとノートが置いてあり、書き込んだ。中に男性1人がいたが、槍から来たという。彼に自分のホームページのアドレスを教えた。外に出て昼食とし、乾パンに粒あんを付けて食べた。槍ヶ岳方面から男性2人が来てこれから大キレットに向かうという。彼らに注意すべき箇所を教えた。

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 11:40過ぎに出発、ジグザグの登りを一登りすれば頂上部に出た。3人パーティーが下りて来た。出発して15分程で南岳の頂上に着いた。頂上からは槍ヶ岳や手前の大喰岳・中岳、更には後立山連峰が望めた。振り返れば荒々しい穂高連峰が迫り、奥穂高岳から大キレットまで一望できる。いかにも険しそうである。男性1人が槍方面から来たが通り過ぎた。12:10近くに出発、これまでとは違いなだらかな尾根で歩きやすい。前方に槍の穂先を眺めながら進む。

 緩い下り行くと12:20過ぎに天狗原分岐を通過、右手に行けば氷河公園である天狗原へ行ける。この辺りまで来れば穂高岳周辺とは違い人もまばらである。男性1人が来たが、彼が頭の高さまである私のザックを見て「キレットで頭ぶつからなかった?」と聞いてきた。眼前に中岳が迫ってきた。13時前後に10分程度小休止した。いよいよ中岳への登りだが、2001年完成のルートで旧ルートの左側を通る感じだ。岩礫帯のジグザグの登りをぐんぐん登って行くとやがて尾根上に出た。槍ヶ岳が迫り、赤い屋根の殺生ヒュッテも見えてきた。頂上近くで男性に会い、「この荷物でキレット越えたのか?」に対して「はい、キレットだけでなく西穂〜奥穂も越えました。」と答えた。

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 13:40近くに中岳の頂上に着いた。槍ヶ岳のすぐ左に大喰岳が迫った。振り返れば穂高連峰が望めた。14時過ぎに出発、少し行くと鎖があり、そして2連続のハシゴを下った。ジグザグの下りを少し行くと緩やかな尾根道となった。しばらくすると登りとなった。8人パーティーが向かって来た。14:45過ぎに大喰岳の頂上に着いた。眼前に槍の穂先が大きく迫っている。あと一頑張りだ。ただ西から雲が流れているのが気になる所だ。年配の女性が1人おり、しばらく会話した。又、ライカのカメラを持っており、それで彼女の証拠写真も撮った。15:30近くに出発、彼女の後に着いて行った。ジグザグの下りが続く。15:45近くに飛騨乗越を通過、左手に進めば槍平・新穂高温泉方面である。今度はジグザグの登りであり、山荘まであと少しである。

 16時近くにようやく槍岳山荘のキャンプ地に着いた。そこより槍ヶ岳側に2・3分山荘がある。やはり1泊2日8500円、弁当は+1000円、素泊まり5500円となっており、テントは500円で水は1リットル200円となっていた。何とレストランがあり、その名もキッチン槍である。山荘の中にはサントリーの自動販売機があるが、中にアサヒスーパードライも入っていた。又、トイレは汲み取りであり、落書きに97年の台風の事が書いてあった。私もその台風で南アルプス全山縦走を断念したものだ。更に山荘の前には100円で見れる望遠鏡もあった。

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 テントに戻り、隣のテントの2人と談笑した。後から来た隣のテントの男性は何と私のホームページを見たという。今回は双六から来たと言い、後で後立山連峰に入ると言った。又、その後で南アルプスの三伏峠に入るとも言っていた。私は「親不知で海に飛び込みたいね」と言った。17:30頃に夕飯とし、ドライカレーを食べた。18時過ぎに外に出てみるが雲があまり消えていなく、大槍に登るのを翌日にした。風は弱い。尚、テントサイトは木で区画されており、周りにある石を使ってテントを立てたためペグは使わなかった。そして16:30には寝た。


コースタイム
4:05出発
北穂高岳テラス(テントサイト) テントサイトから松本や高山方面のきれい夜景が望めた。周りのテントはまだ動いていない。
4:12通過 分岐
4:26到着 北穂高岳 360度の大展望だがまだ完全に日が出ていないのでまだ暗い。槍穂や常念山脈はもちろん松本市街方面も望めた。大キレット方面を見るといかにもナイフエッジで険しそうな尾根が続いていた。北穂高小屋の屋根が頂上のすぐそばにあり、約1・2分で小屋の前に出た。水を4リットル分購入した。再び頂上に戻り、頂上にいるうちにご来光を拝む事ができた。そして明るくなってきた。頂上は多い時で15人位いた。
5:28出発
6:22から 休憩 カメラをザックに収めた。「飛騨泣き」は断崖絶壁に鎖やボルトで足場が作られ、文字通り泣きそうになる程怖いものだった。
6:37まで
7:17到着 A沢のコル カメラを再び取り出した。長谷川ピークの辺りが険しかったが、ピーク付近には何人も休んでいた。続々と登山者が来た。
7:38出発
8:35到着 大キレット底部 キレットの底部はそれ程険しくはなかった。丁度いいので休憩とした。
8:58出発
9:58到着 「難所終了」 振り返ると北穂高岳と手前に大キレットの難所が望め、更には乗鞍岳が望めた。笠ヶ岳や黒部五郎岳も望め、更には松本市街や八ヶ岳連峰・美ヶ原方面が望めた。
10:23出発
10:37到着 南岳小屋 水を4リットル調達した。小屋に中に入るとノートが置いてあり、書き込んだ。外に出て昼食とし、カンパンに粒あんを付けて食べた。
11:42出発
11:56到着 南岳 頂上からは槍ヶ岳や手前の大喰岳・中岳、更には後立山連峰が望めた。振り返れば荒々しい穂高連峰が迫り、奥穂高岳から大キレットまで一望できる。南岳より先はこれまでとは違いなだらかな尾根で歩きやすい。前方に槍の穂先を眺めながら進む。
12:06出発
12:24通過 天狗原分岐 この辺りまで来れば穂高岳周辺とは違い人もまばらである。
12:55から 休憩 その後中岳への登りとなる。
13:05まで
13:37到着 中岳 槍ヶ岳のすぐ左に大喰岳が迫った。振り返れば穂高連峰が望めた。
14:04出発
14:48到着 大喰岳 眼前に槍の穂先が大きく迫っている。年配の女性が1人おり、しばらく会話した。又、彼女の証拠写真も撮った。
15:28出発
15:44通過 飛騨乗越
15:55到着 槍岳山荘(キャンプ地) 山荘はキャンプ地より槍ヶ岳側に2・3分の所にある。山荘には自販機の他レストランまである。隣のテントの人と談笑した。

地図

3D図

行程断面図

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